整理をしていたら古いお金が出てきたけど価値はある?
昔コイン収集をしていたときのアルバムは売れる?
祖父の時代の古い紙幣はどのくらい価値があるのか?
東京オリンピック記念硬貨は古銭で買取してもらえる?
生前整理や遺品整理、あるいは自宅の整理をしていて古銭や記念硬貨などを見つけたときに、こんな疑問を持った方も多いでしょう。
疑問と同時に出てくるのが、実際にどうやって処分すれば良いのか、どうやって売却すれば良いのか、おすすめの方法は何か、おすすめの買取業者はあるか?といった疑問や悩みです。
この記事で紹介する古銭の売却と換金のコツを理解し実践すれば、整理で見つけた古銭や紙幣に関する疑問や悩みを解消できます。
なぜなら、私自身が買取業者として働いていた頃に、古銭や記念硬貨に関する相談をたくさん頂いたときに様々な疑問や悩みを解決してきたノウハウをこの記事に詰め込んでいるからです。
この記事を最後まで読み終えれば、古銭の処分方法や売却方法に悩むことはなくなり、整理が進みます。生前整理や遺品整理が進むと気持ちが楽になっていきますよね。
売るかどうかは決めていないから「業者にはまだ聞きたくない」、「売る気はないけど価値を知りたいだけ」という方は、こちらの無料画像査定からお問い合わせください。概算ですが、私が判断して相場をお伝えします。
おすすめ売却方法
古銭を売ろうと思ったときに悩むのが、どれくらい価値があるのか?、どうやって売ればいいのか?、おすすめの業者はあるのか?という点です。
そこでまずはこれらの疑問や悩みに対する回答しましょう。
結論としては、まずは買取業者に査定してもらうことをおすすめします。
もちろん、査定してもらった結果、売却するのか、手元に残しておくのか、友人に譲るのか、別の方法で売るのかは後で決めれば問題ありません。
市場価値に熟知した買取業者のフィルターをかけてみましょう。査定員が対象となる古銭、硬貨、紙幣についてどんな市場価値があるのか、どんなものなのかについて説明してくれます。買取金額だといくらか教えてくれますし、場合によっては買取よりも銀行で使用しやすい形に替えた方が良いというアドバイスをくれるでしょう。
最初からフリマやネットオークションで売却するという手段もありますが、一度買取業者に見てもらうことをおすすめします。その上で最終的にどうするかを決めることをおすすめします。
買取とフリマのどちらがいいのか、比較については、「【遺品整理・生前整理】買取業者かフリマか?美術品や骨董品を売却する時のおすすめ売却方法」を参照してください。

「売るかどうかは値段次第」、「とりあえず価値だけ知りたい」、「業者に問い合わせるのは怖い」という方は、無料の画像査定フォームからお問い合わせください。
私が相場を判断いたします。返信用のメールアドレスだけで完全無料です。
\ 最短5分で回答 /
おすすめ買取業者
どんな買取業者があるのか紹介していきます。
古銭に限りませんが「価値がよく分からない」、「買取相場が分からない」という場合は、複数の業者に査定してもらって比較しましょう。そうすると自分のなかでの相場感ができます。相場感をつくった上で売却するのが賢い売り方です。
バイセル
福ちゃん
ザ・ゴールド
URU うるう
なんぼや
八光堂
エコリング
宅配買取はNG:買取なら出張買取か店頭買取
古銭の買取方法でおすすめは、「出張買取」か「店頭買取」です。というのも、買取業者の多くが、古銭の宅配買取を受け付けていないからです。
古銭の買取方法における注意点
全国展開している買取業者は、出張買取、宅配買取、店頭買取の3つに対応していますが、古銭の宅配買取には注意が必要なので、選択肢から外してください。
現行硬貨、現行紙幣は「現金」になるので、宅配買取で送ることができません。
まずはヤマト運輸で送れるか確認しましょう。
現金や金券、電子マネーは、送れますか?
現金や金券、電子マネーカードは送れません。
電子マネーにチャージされていないカードも送れません。
※宅急便約款 第二章 運送の引受け(引受拒絶) 第六条により
よくあるご質問(ヤマト運輸)
郵送ではどうでしょうか。郵便法を確認しましょう。
郵便法第17条
現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、“書留の郵便物”としなければならない。
郵便法
とはいえ、現金でなければいいのでは?と思うかたもいるでしょう。
手元にある硬貨や紙幣が、古銭に該当するか、現行通貨なのかを100%判断できれば問題ないかもしれませんが、やはり物事に絶対はないので、宅配買取は選択肢から外してください。
古銭はよほどの量でなければ、持ち運び可能です。そのため、無料の出張買取か、どこかにお出かけのついでに目的地近くの店舗による等すれば、宅配買取を選ばなくても大丈夫です。
フリマアプリでの販売
現行通貨でなければフリマアプリやネットオークションでも販売可能ですが、自分では古銭だと思っていたら実は現行通貨だったという事例をかなり耳にします。
現行通貨の場合はそもそも出品自体が禁止されている場合もありますし、上記で説明したとおり郵便法等に抵触する場合もあります。
そのため、買取業者に依頼して、訪問出張か店舗で売却したほうが手軽で安全です。
古銭のように見えても現在でも使用可能なお札や硬貨は意外と多いです。日本銀行がリストをつくってくれていますので、こちらを参考にしても良いでしょう。
銀行で等価交換したほうが良い硬貨・紙幣
現在でも有効な硬貨や紙幣は、基本的には買取しない業者が多いです。
買取業者としても、銀行で等価交換するしかないので、買取してしまうと銀行での交換のためのコストだけがかかり、ビジネスとしては成り立たないからです。
現行硬貨や紙幣は、「古銭」というよりも「現金」なので、銀行での等価交換がおすすめです。ATMでは認識されない可能性が高いので、窓口にならぶ必要があります。その場で現金を受け取っても良いですが、一度ご自身の口座に入金するほうが手間が少ないと思います。これは金額次第なので、個別に判断してください。
一部、紙幣の管理番号が連番、エラーなどの希少性のある場合は、額面以上の金額的な価値があるので、買取してもらえます。
どれが現行の硬貨か紙幣か判断がつかない場合、分類するのが面倒な方は、一度買取業者に相談するのもおすすめです。買い取れるもの、買い取れないものを教えてくれるでしょう。
古銭の種類
硬貨や紙幣をすべて含めて古いお金を全般的に「古銭」と呼んでいることが多いです。
実際にわたしが買取の現場にいたときも、お客様が古銭と仰って査定に出してきたお金が、「古いだけで現行通貨だった」、「天皇陛下在位記念の金貨だった」という例はかなりあります。
もちろん一番楽なのは、査定にだしてみるということです。査定員が、プレミア価値のあるもの、アンティーク品として価値があるもの、現行通貨…など分類してくれます。仕分けして分類しないと査定金額が出せないので、この工程は必須になります。面倒な場合は業者にまかせましょう。
昔の海外旅行時のおつりは、買取では値段が付かないか、極めて低い場合が多いです。とはいえ、銀行では紙幣のみ日本円に両替可能なので処分に困りますよね。
その場合は、ポケットチェンジ(pocket change)というサービスが便利です。
対応通貨の「米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォン、台湾ドル・シンガポールドル・香港ドル・タイバーツ・ベトナムドン」をお持ちの場合は、このポケットチェンジで日本円にかえることが可能です。
しかも、利用時に以下のクーポンコードを入力するだけで、換金率がアップします。
古銭にはどんな種類があるのかということをある程度知りたいという方もいると思いますので、古銭の種類を一部だけ紹介します。
穴銭
寛永通宝
天保通宝
文久永宝
元和通寳(げんなつうほう)
寳永通寳(ほうえいつうほう)
開元通宝(かいげんつうほう)
皇宋通宝(こうそうつうほう)
洪武通宝(こうぶつうほう)
永楽通宝(えいらくつうほう)
○○通宝(地方貨幣)
古金銀
一分金・二分金
一分銀・二朱銀
大判・小判・銀判
天保大判
慶長大判
その他の大判
慶長小判(けいちょうこばん)、元禄小判(げんろくこばん)、宝永小判(ほうえいこばん)、正徳小判(しょうとくこばん)、享保小判(きょうほこばん)、元文小判(げんぶんこばん)、文政小判(ぶんせいこばん)、天保小判(てんぽうこばん)、安政小判(あんせいこばん)、万延小判
盛岡銀判、秋田銀判など
銀貨・銅貨
貿易銀
新一円銀貨、旧一円銀貨、20銭銀貨幣(旭日龍)、20銭銀貨幣(龍)、20銭銀貨幣(旭日)
一厘銅貨、半銭銅貨、2銭銅貨、1銭銅貨
記念硬貨(記念コイン)・海外硬貨
東京オリンピック記念コイン(額面1,000円、100円)、昭和61年発行の天皇陛下御即位60年記念コイン(額面100,000円、10,000円、500円)、平成2年発行の天皇陛下御即位記念コイン(額面100,000円、10,000円、500円)、平成5年発行の皇太子殿下御成婚記念コイン(額面50,000円、5,000円、500円)
海外
イーグル金貨やバッファロー金貨
カナダのメイプルリーフ金貨
パンダ金貨
中国古銭
青銅貨幣
刀銭(とうせん)が、晋(しん)では鍬の形をした布銭(ふせん)が、楚(そ)では蟻の鼻の形をした蟻鼻銭(ぎびせん)が、魏(ぎ)や秦(しん)では円形に穴が空いた環銭(
中華民国 孫文 壹圓銀貨
大清光緒 24年 北洋機器局造 壱圓銀貨
大清銀幣 壹両 湖北省 光緒三十年 1テール銀貨
中華民国 袁世凱 壹圓銀貨
光緒元宝 庫平三分六厘 銀貨
古紙幣・海外古紙幣
江戸時代の紙幣(藩札など)
明治時代の紙幣(旧・新 国立銀行紙幣、日本銀行兌換銀券・改造兌換銀券など)
大正時代の紙幣(大正政府紙幣など)
昭和時代の紙幣(日本銀行兌換券、日本銀行券など)
明治通宝
旧国立銀行券
新国立銀行券
改造紙幣
日本銀行兌換銀行券
改造兌換銀行券
古銭・古紙幣の買取相場
古銭・古紙幣の買取相場は、ひとつは古銭それ自体の希少性等で決まりますが、状態によって大きく評価が変わります。そのため一概にこの種類はいくらと他のジャンル以上に言いにくいところがあります。
高額になりやすい古銭
とくに高額になりやすい古銭の特徴を挙げます。
ここで挙げる古銭を判断する際の基準と市場取引相場を総合的に考慮して買取の金額が算出されます。
希少性が高い
とにかく珍しい古銭はそもそも数が少ないので、需要と供給のバランスを考えても当然金額的な価値は高くなります。
希少性が高くなる主な原因
- 発行枚数が少ない
- 現存数が少ない
- エラーコイン
デザインが良い
同じ国の古銭で希少性や状態も同程度であれば、当然デザインが良いほうが人気が高く、需要もあるので、値段的には高くなります。日本の古銭で有名なデザインは、加納夏雄による金貨や銀貨でしょう。
中国の古銭
中国の骨董品は需要が高いのと同じように、中国の古銭も高額になる場合があります。
金貨
金の地金価値が近年上昇しています。
たとえば10万円金貨をお持ちの方は多いので、二つの金貨を例とします。
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨
天皇陛下御即位記念 10万円金貨
こちらは銀行で額面等価での交換も可能ですが、近年の金の価格上昇もあり、買取業者に売却すれば10万円以上になります。
「天皇陛下御在位60年記念10万円金貨」が純金20g
「天皇陛下御即位記念 10万円金貨」が純金30g
金の相場は日々変化しているので、売却日当日の相場×重量が評価金額となります。
明治の金貨の場合は、地金価格と希少性もあるので、数万円~数十万円の可能性があります。
当日の買取相場にかんしては買取業者に直接連絡して聞いてみるのが早いでしょう。
福ちゃん バイセル ザ・ゴ ール ド エコリング
状態が良い
古銭に限りませんが、当然状態の良い品物のほうが評価は高くなります。
とくに古銭はアメリカの鑑定機関(「PCGS」「NGC」)のように細かくグレーディングをして、評価を細分化しています。
コインのグレーディングは、刻印や細部がはっきりとしているか、摩耗はないか、光沢はあるか、などで状態を評価しています。
鑑定機関は、一定の基準に基づいた状態の評価をしていますが、素人ではきわめて困難です。それゆえ、買取業者に一度判断してもらうことをおすすめします。
鑑定書が付いている
鑑定書が付属している場合、売却時に必ずつけるようにしましょう。買取するにしても、ご自身でフリマなどで売却するにしても、鑑定書があったほうが買い手側が買いやすいので、高値で売れる可能性が高くなります。
古銭を高く売る方法 ポイント7つ
古銭を売却しとうと思ったとき、どうせ売るならできるだけ高いほうがいいですよね。
そこで古銭を高く売るためのポイントをご紹介します。
- 過剰に触れない
- 自分で汚れをきれいにしない(洗浄・クリーニングしない)
- 複数の買取業者に依頼し、相見積もりする
- 古銭について勉強する
- ケースや鑑定書など付属品の有無
- 古銭以外も一緒に買い取ってもらう
- 最適なタイミングで売却
過剰に触れるのはやめましょう
特に素手で触った場合は、手の油がついてしまい、劣化に繋がります。万が一貴重なコインだった場合、手の油で劣化してしまっては評価がかなり落ちてしまうかもしれません。それだけ古銭の状態にかんする評価はシビアです。
手袋をつければこの点は大丈夫かもしれませんが、それでも例えば落下などで瑕がついてしまっては評価に致命的な影響を与えます。そのためあまりおすすめはしません。
自分で汚れをきれいにしない
最初のポイントと似ていますが、きれいなほうが良いだろうと思って磨いたりすると逆に評価が下がります。
もちろん状態としてはきれいなほうが評価は高くなりますが、それはあくまで手が加えられていない状態での話で、人為的にクリーニングされた古銭の場合はむしろ評価がなくなります。
たとえば、銀貨の酸化部分を取り除くことはそれほど難しくないのですが、だからといってきれいにしてはいけません。
相見積もりする
一社の見積もり金額だけでは、それが妥当な買取金額なのか、高いのか安いのかの判断がつきません。自分自身に相場感がなければ比較しなければ分からないのも当然です。
相見積もりは恥ずかしいことでもなく、当然の権利ですが、多くの買取業者に金額を聞きすぎても疲れてしまいますので、2~3社ほどにしておくのがおすすめです。
古銭について勉強する
古銭について自分で知識をもっていると買取業者ともある程度の話ができるでしょう。査定員と話しながら、なぜこれがその金額なのか等を質問していくと納得のいく取引になります。
とはいえ、ある程度の知識がなければ質問もできないので、『日本貨幣カタログ』で知識を習得しておきます。ただ気をつけなければいけないのは、カタログに掲載されている価格は実際の中古市場の流通価格とはかけ離れていることが多いので目安程度に考えて下さい。
勉強することはやや面倒な場合が多いので、このポイントは必須ではありません。
ケースや鑑定書など付属品の有無
ケースや鑑定書などがもし付属している場合は、それも査定評価の対象となります。当然あったほうがプラスの評価になるので大切に保管しておきましょう。
古銭以外も一緒に買い取ってもらう
古銭だけに限ったことではありませんが、他のものと一緒に売却したほうが、査定金額は上がりやすいです。
売却方法で、出張訪問での買取を選んだ場合のことを考えてみましょう。買取業者は、一つの訪問でなるべく多くの品物を買取したほうが訪問の効率が上がります。
総合買取の業者であるバイセルや福ちゃんは、間違いなく仕入効率を考えています。
そのため、古銭というジャンル以外にも、ほかの不要な品物を査定してもらうことで、全体の金額アップを狙います。売却するみなさんも金額アップで嬉しいですし、買取業者も仕入効率が上がるので喜びます。
最適なタイミングで売却
かつて、古銭や記念硬貨の収集が流行しました。しかし現在では、その流行はなく、古銭を収集する人は減っています。
買い手が減っているということは、言い換えれば需要が減っていると同義なので、当然相場は下がります。この下落傾向は今後もますます続くと予想されます。
こういった状況を考えれば、売却は早ければ早いほうが良いのは明らかです。処分に悩んでいるなら、まずは無料査定を試してみるのがいいでしょう。
よくある質問事例
- 銀行では買取してもらえますか?
-
銀行では買取はしていません。ただし現行通貨であれば額面等価で現在の流通硬貨や紙幣に交換してくれます。またご自身の口座への入金も可能です。
- 海外の古いお金は買取可能ですか?
-
海外のものも可能ですが、素材、希少性、状態などで評価が変わります。海外旅行のときのあまった硬貨等は買取できたとしてもきわめて低い金額になります。
- 古銭の種類が分かりません。買取可能ですか?
-
必ずしもご自分で判断できる必要はありません。買取業者に査定してもらい、金額を出してもらいましょう。多くの業者が無料のメール査定やLINE査定を受け付けていますので、まずは画像をおくってみるのも一つの手段です。
まとめ
古銭は骨董品のなかでも素人が価値を判断するのはかなり難しいジャンルのひとつです。
本記事では古銭を売却するときにおすすめの買取サービスを紹介すると同時に、どんな古銭があるのか、どんな古銭が高い評価となるのか、高く売るためのポイントは何かを解説してきました。
おすすめの方法は複数の業者に問合せ、相見積もりをとることです。査定は無料なので遠慮なく問い合わせてみましょう。
・高く売るポイントに注意する。
・無料査定を利用し、相見積もりをする。
・金額やサービス内容から複数の業者を比較する。
・自分にあった買取方法を選ぶ(出張買取か店舗買取)
売る気はないけど、「価値は知りたい」、「何なのか知りたい」と思っている方は業者には聞きにくいかもしれません。そんな方にはわたしが無料の画像査定サービスをしているので、こちらのフォームから画像をお送りください。返信用のメールアドレスだけで大丈夫です。

コメント