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リトグラフ買取相場・業者比較|2026年最新の買取価格と「売れる・売れない」の境界線

リトグラフ買取相場・業者比較

「リトグラフ(石版画)」の買取価格は、作家と作品の市場需要によって天と地ほどの差があります。

数十万円で購入した作品が数千円の評価になるケースがある一方、世界的なアート需要により、購入時よりも高く売れるケースも確実に存在します。

特に2024年から続く円安基調は、海外で人気の高い日本人作家(現代アート・新版画)の買取価格を押し上げる大きな要因となっています。

本記事では、直近2年間の国内主要オークション実績に基づき、リトグラフを中心とした版画(シルクスクリーン・木版画含む)の現実的な買取相場と、所有する作品を「資産」として正しく売却するための業者選びについて解説します。

※本記事はプロモーションを含みます。


目次

リトグラフの買取価格を決める「7つの要素」

版画の価値は、単に「誰が描いたか」だけでなく、以下の複合的な要素で決定されます。これらが揃って初めて「高額査定」となります。

  1. 作家評価(Market Value):国内であればSBIアートオークション毎日オークション、海外であればサザビーズ(Sotheby’s)クリスティーズ(Christie’s)といった主要オークションハウスでの落札実績が基準となります。
  2. 図柄の人気(Subject):同じ作家でも「代表的なモチーフ(例:草間彌生の南瓜、東山魁夷の白馬)」か否かで、価格は数倍〜数十倍変わります。
  3. 制作年(Year):作家の全盛期の作品か。
  4. エディション数(Edition):発行部数が少ないほど希少価値は高いですが、人気図柄であれば部数が多くても高値がつきます。
  5. 保存状態(Condition):紙の「ヤケ(退色)」「波打ち」「シミ」の有無は査定額に直結します。
  6. 市場流動性(Liquidity):「今すぐ欲しい人がどれくらいいるか」。在庫回転率が良い作品ほど、業者は強気で買い取れます。
  7. 為替・海外販路(Currency):円安の場合、海外で人気の作家(草間彌生、川瀬巴水など)は買取価格が跳ね上がります。

【2026年版】作家別・リトグラフ買取相場(実勢価格)

以下は、直近のオークション落札データおよび市場流通価格から算出した、「買取業者による現実的な査定額(仕入れ値)」の目安です。

※販売価格や落札価格そのものではありません。手数料や業者の利益が引かれた「手取り額」のイメージです。

※状態が良好(退色・波打ちなし)、直筆サインありを前提としています。

■ 高騰・プレミア枠(現代アート・新版画)

海外市場主導で価格形成がなされており、為替の影響を強く受けるカテゴリーです。

作家名買取相場目安(美品)解説・評価ポイント
草間彌生30万 〜 800万円【二極化が鮮明】
代表作「かぼちゃ」「網目(Infinity Nets)」(1980-90年代): 特に中型サイズ以上の人気図柄は、サザビーズ等での高額落札に連動し、数百万〜1,000万円を超える査定が出ることがあります。
小品・人気薄: エディション数の多い小品(10cm角程度)や、認知度の低い抽象画は30万円〜100万円前後のレンジとなります。
奈良美智50万 〜 数百万円【海外市場主導】
「女の子」のドローイングや「Cosmic Girl」などは、欧米・アジア圏での需要が極めて高く、海外相場に引っ張られる形で高騰しています。特に初期作品(90年代後半〜00年代前半)は高額です。
川瀬巴水5万 〜 100万円【米国需要が牽引】
スティーブ・ジョブズの収集に象徴されるように、米国西海岸を中心としたコレクター層の拡大が相場上昇の主因です。
初摺り(戦前): 現存数が少なく希少性が高いため数十万円〜。
後摺り(戦後・平成): 数万円程度。
片岡球子10万 〜 50万円【国内トップ】
迫力ある「面構(つらがまえ)」や「富士山(赤富士)」は日本画版画の中で圧倒的な人気を誇り、相場が崩れにくいのが特徴です。

■ 安定・堅実枠(日本画壇・有名洋画家)

投機的な動きは少ないものの、国内コレクターの需要が安定しています。

作家名買取相場目安(美品)解説・評価ポイント
東山魁夷3万 〜 80万円生前リトグラフ(本人が監修したもの)で、「緑響く(白馬)」や「道」などの代表的図柄は高値。死後の復刻版は装飾品扱いとなり、価格帯が下がります。
平山郁夫3万 〜 60万円「シルクロード(らくだの隊商)」や「法隆寺」など、作家の代名詞的な図柄であれば高評価です。
シャガール3万 〜 20万円宗教画よりも「花」「恋人」「パリ」をモチーフにした、明るく色彩豊かな作品の方が市場での流動性は高く、高値がつきやすい傾向にあります。

■ 調整・注意枠(バブル期インテリアアート)

1980-90年代に大量に流通した作品群です。供給過多により、「購入価格」と「買取価格」の乖離が最も激しいエリアです。

作家名買取相場目安(美品)解説・評価ポイント
ラッセン1 〜 5万円一般的な版画は厳しい評価です。アールビバンの保証書は「作品の来歴や購入時期の確認」には役立ちますが、それだけで査定額が跳ね上がるわけではありません。原画や大型の手彩入り作品であれば別途評価されます。
ヒロ・ヤマガタ数千円 〜 3万円全盛期に比べ相場は落ち着いています。「泥棒」シリーズなど特定の人気図柄や、状態が極めて良いものは数万円つくこともあります。

あなたの作品は売れる?「3分」自己診断チャート

査定に出す前に、お手元の作品が「買取対象」になり得るか確認しましょう。

「いいえ」でも諦める必要はありません。適切な売却ルートを選ぶことで値段がつく可能性があります。

START

Q1. 作家の「直筆サイン」はありますか?

  • はい(鉛筆等で書かれている)【期待大】 Q2へ進む
  • いいえ(印刷のサインのみ)【要注意】
    • ここがポイント: シャガールやピカソなど一部の巨匠は、版上サインでも「カタログレゾネ」に載っていれば価値があります。自己判断はせず、まずはタイプA(専門業者)へ相談してください。

Q2. 絵の表面に「波打ち」や「シミ」はありますか?

  • なし(平らできれい)【高評価】 Q3へ進む
  • あり(波打っている・茶色の点がある)【減額対象】
    • ここがポイント: 軽度の波打ちは修復可能ですが、シミは大きなマイナスです。これ以上悪化する前に早めの売却を推奨します。

Q3. 図柄は「作家の代表的なモチーフ」ですか?

  • はい(例:草間彌生の南瓜など)【高額査定のチャンス】
    • エディション番号(1/100など)に関わらず、人気図柄は高く売れます。迷わずタイプA(専門業者)へ。
  • いいえ(珍しい図柄・静物画など)【相場通り】
    • 作家自体の相場に準じます。

失敗しない業者選び|特性別・比較一覧表

版画の売却で重要なのは「その業者が販路を持っているか」です。

現代アートに強い店、骨董に強い店、整理品に強い店はそれぞれ異なります。当サイトが市場構造の観点から厳選した5社の特徴を比較しました。

【2026年最新】版画・リトグラフ買取業者比較マップ

業者名得意ジャンル・強み海外販路出張対応LINE査定査定料
[PR] 古美術永澤新版画・浮世絵・骨董
作家不明でも鑑定可能

(中国需要に強い)
全国あり無料
[PR] 株式会社 漠日本画・洋画・現代アート
相場データ重視
全国あり無料
[PR] ウリエル遺品整理・大量処分
スピード対応
全国あり無料
[PR] COYASHビデオ通話査定
対面なしで完結
一部ビデオ無料
[PR] エコリング雑貨・ポスター・リユース
他店不可品も対応

(リユース市場)
全国あり無料

当サイトの選定基準について

掲載業者にはアフィリエイトプログラムが含まれますが、選定にあたっては「美術品の専門性」と「取扱ジャンルの適合性」を最優先しています。

  1. 専門性: 美術市場の相場(オークションデータ)に基づいた査定ができるか。
  2. 販路: 海外輸出や独自コレクターなど、高く売るためのルートを持っているか。
  3. 利便性: 遺品整理や断捨離など、ユーザーの状況に合わせた対応が可能か。

【タイプA】美術品・骨董・新版画に強い(専門性重視)

適正:川瀬巴水、東山魁夷、草間彌生などの「作家物」

海外オークションや富裕層顧客へのルートを持ち、作品の「芸術的価値」を評価できる業者です。

  • [PR] 古美術永澤(こびじゅつ えいさわ)
    • 特徴: 浮世絵・新版画・掛軸などの「日本の古い美術品」に強み。作者不明でも「古そう・良さそう」な作品を目利きできる鑑定力が特徴です。
    • 公式サイト: https://www.eizawa.com/
  • [PR] 株式会社 漠(ばく)
    • 特徴: 絵画・版画・美術品の買取に特化。相場データに基づいたロジカルな査定を行うため、日本画や洋画の売却において信頼性が高い業者です。
    • 公式サイト: https://www.baku-art.co.jp

【タイプB】遺品整理・大量処分・手軽さ重視(利便性重視)

適正:バブル期アート、作者不明、引っ越し整理

美術的価値だけでなく、「リユース品」としての価値や「片付け」のニーズに対応する業者です。

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    • 特徴: 遺品整理や断捨離に伴う出張買取に対応。「作家名がわからない」「数が多くて持ち運べない」という場合に、自宅まで来てくれる利便性があります。
    • 公式サイト: https://www.uriel-cuore.co.jp/
  • [PR] COYASH(コヤッシュ)
    • 特徴: ビデオ通話による査定が可能。美術専門ではありませんが、「わざわざ家に来てもらうほどか分からない」という場合に、最初の相談窓口(簡易査定)として活用できます。
    • 公式サイト: https://coyash.jp
  • [PR] エコリング
    • 特徴: 幅広いジャンルを扱う総合力。美術専門店で「値段がつかない(ポスター扱い)」と断られた作品でも、インテリア雑貨として引き取ってくれる可能性が最も高い業者です。
    • 公式サイト: https://www.eco-ring.com/

査定額を左右する技術的ポイント:サインとエディション

リトグラフの査定において、プロが必ずチェックするポイントを深掘りします。

① 「直筆サイン」と「版上サイン」の決定的違い

作品の余白(マージン)を見てください。

  • 直筆サイン : 作家本人が鉛筆やクレヨンで書いたもの。拡大すると黒鉛の粒子や筆圧が確認できます。これが「美術品」の証であり、高額査定の必須条件です。
  • 版上サイン : 絵柄と一緒に印刷されたサイン。インクが平坦で、ルーペで見ると網点(ドット)が見えることもあります。これは基本的に「複製(ポスター)」扱いとなります。
    • ※例外:シャガールやピカソなどには、版上サインでも「カタログレゾネ(作家全作品集)」に記載され、正式な作品として認められるものがあります。

② エディションナンバーの意味

「1/100」のような分数は、「限定部数」を表します。

  • 若い番号(1/100)の方が高い? → 基本的には関係ありません。「1/100」も「100/100」も価値は同じです。
  • AP / EA / HC とは? → 作家保存版(Artist Proof / Epreuve d’artiste)などの非売品です。市場では通常ナンバーと同等、あるいは「作家の手元にあった良質なもの」として高く評価されることもあります。

写真査定(LINE査定)を依頼する前の「3つの準備」

いきなり作品を送る必要はありません。まずはスマホで写真を撮り、概算査定をもらいましょう。

プロが査定しやすい(=正確な金額が出やすい)写真は以下の通りです。

  1. 撮影環境:
    • 自然光で撮る: 蛍光灯の下では色味が変わって見えます。昼間の明るい窓際で撮影してください。
    • フラッシュ禁止: 反射して絵柄が見えなくなります。
  2. 全体像:
    • 額縁を含めた全体が写るように、真正面から撮影する。
  3. 詳細:
    • 左下のエディション番号、右下のサイン部分をアップで撮影する。
    • 重要: シミ、波打ち、額の傷などの「マイナス箇所」も隠さずに撮影してください。後から発覚すると大幅な減額トラブルの原因になります。

最後に:まずは「現状の価値」を知ることから

美術品の価格は、業者によって数万円〜数十万円の差が出ることが珍しくありません。

売却を決定する前に、まずは「美術専門(タイプA)」から1社、「総合買取(タイプB)」から1社、最低でも2社に概算査定を依頼し、現在の相場感を掴むことをお勧めします。

作品の状態は、保管しているだけで経年劣化していきます。「今」が一番良い状態です。まずは無料査定で、愛蔵品の価値を確かめてみてください。

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この記事を書いた人

【経歴】
大学で歴史や哲学を専攻
美術品・骨董品・古美術の業界で20年

【実務】
・一般顧客からの買取(主に出張買取や店舗での買取)
・美術品時価評価書の作成
・業者オークションでの仕入
・ギャラリーでの販売
・小規模の買取店などに美術品の鑑定方法や査定方法の指導
・買取業者・整理業者に対するLINEを使ったリアルタイム査定

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