- 買取業者は本当に安心?
- 家に知らない人が来るのは怖い。
- 押し買いされないか心配。
買取サービスのなかでも、とくに訪問買取(出張買取)という査定員が自宅に来て買取をしてくれるサービスに対して不安をもつ人は多くいます。買取業者の「押し買い」などが報道されるので、一般的にあまり良いイメージがないからです。
とはいえ、この記事で紹介する「買取業者の不正防止策」をみれば、出張買取に対する不安や心配事はなくなります。
というのも、とくに出張買取のTVCMをするような大手事業者の場合、安心できるサービスの提供に力をいれているからです。
近年のSNSや口コミサイトで評判が分かるような時代では、認知度が広がれば広がるほど、サービスの質も問われます。とくにバイセルのように上場している企業の場合は、事業としての収益だけでなく、コンプライアンスにも気を配っています。
メディアでも取り上げられることのある「押し買い」。「出張買取」の大きな心配事について、業界紙「リサイクル通信」が取材した記事があります。
「出張買取」のトラブルや不正、社内の第三者がチェックし未然に
今回はその一部を参考にしながら、業者の取り組みを確認します。
この記事を読み終えると、買取に対する心配や不安がなくなり、遺品整理や生前整理のときに安心して出張買取を依頼できるでしょう。
出張買取トラブルの全体的な傾向
報道されると強い印象を受けますが、ニュースで取り上げられるような事例は、買取業界全体のほんの一部にすぎません。行政処分の対象となっているのも、個人事業主か小規模事業者がほとんどです。2013年に法改正があったこともあり、現在では「押し買い」をするような業者はかなり減りました。
国民生活センターへの相談件数も減少傾向です。
「バイセル」や「福ちゃん」のような「リサイクル通信」が取り上げたテレビCMをしている買取業者は、安心して利用できる出張買取サービスを提供していると言えます。
冒頭でも述べたように、現在は口コミや評判がすぐにSNSなどで拡散される時代です。上場しているバイセルのような大手の買取業者としては、強引な買取はむしろビジネス的にマイナスになるので合理的な行動ではないのです。
そのため、最近でも買取にかんする相談や行政処分があるとはいえ、対象となっているのは検索しても実体の不明な業者です。
これが数値と実体からみる出張買取に関するトラブルの傾向です。
「バイセル」や「福ちゃん」の出張買取を安心して利用できる最大の理由
すでにみたように法改正があっても、まだ買取に関するトラブルがあるのは確かです。
ただし、国民生活センターへ相談があったトラブルのほとんどが、業者側から電話や訪問をしてきた場合に起きています。つまり、いわゆる飛び込み営業や不要品買取の電話営業です。
バイセルや福ちゃんのような買取業者の場合は、みなさんのような消費者側から買取の依頼をしなければ、訪問してくることはありません。これは100%です。
トラブルになる業者との大きな違いがこの点です。
バイセルや福ちゃんは「買取の依頼があってはじめて訪問する業者」です。
言い換えれば、電話、メール、LINEなど方法はさまざまですが、みなさんから連絡しなければ訪問してくることはありません。不要品買取の飛び込み営業や電話営業は相手にしないというのは当然ですが、どうしても買取業者が怖いということであれば、依頼しないことがトラブル回避の方法です。
「買取をしてほしい、とはいえ自宅に訪問されるのは嫌だ」という場合は、売却希望の品物を店舗へ持ち込んでみることも検討しましょう。家にある不要品の営業をかけられることもありませんし、そもそも持ち込んでいないので、無理矢理買い取られるということがありません。
その店舗での対応が問題なければ、自宅へ来てもらって買取してもらえば良いわけです。店舗で試して、問題なければ訪問してもらうという流れです。
首都圏や関西圏には、バイセルや福ちゃんの店舗があるかどうか、お近くの店舗を確認してみましょう。
店舗一覧
トラブル回避のために自分で出来る対策
出張買取をそもそも利用しないということが最大の対策です。買取をしてほしいという場合には、店舗や宅配買取の利用も検討しましょう。
とはいえ、「近くに店舗がない」、「宅配買取ではなく対面で査定してほしい」など、出張買取サービスを利用したい方も多いでしょう。
そこで、出張買取を利用する際のトラブル回避方法を紹介します。
飛び込み訪問の業者は相手にしない(物を売らない)。
不要品買取の営業電話は相手にしない。
洋服だけ、靴だけ、着物だけ…などの勧誘には応じない。
自分から電話やメールで問い合わせた買取業者とのみ取引をする。
貴金属、ブランド品などは「値段だけでも」と言われても出さない。
国民生活センターによれば、相談が多いのが60代以上の女性です。
当てはまっていると思う方や営業を断る自信がない方は、ご家族、ご友人、ご近所の方などに同席してもらいましょう。第三者がいることによって、不要な営業を受けにくくなりますし、勧誘を断りやすい状況になるでしょう。
このように、トラブル回避のために自分で対策をとっておくことも大切です。自分の身は自分で守りましょう。
買取業者各社の社内対策
ビジネスとして無理矢理買い取ることが合理的ではないとはいえ、実際に訪問する査定員がどのような行動をしているかを把握する必要があります。
そこで、業界紙である「リサイクル通信」の一部を参考にしましょう。
「出張買取」のトラブルや不正、社内の第三者がチェックし未然に
この記事では、各社ともに電話によって確認をとることで不正防止や顧客満足度の改善をはかっています。
記事では次のように書かれています。
顧客宅を訪問したバイヤーのみで契約締結を完遂させるのではなく、社内の第三者もお客とコンタクトをとり、契約内容を確認する。バイヤーによる商品引き抜きなどの不正を抑止できるほか、接客に粗相がなかったかの聞き取りもでき、品質の向上につながる。
「出張買取」のトラブルや不正、社内の第三者がチェックし未然に
訪問した査定員に買取契約のすべてをまかせるのではなく、社内の担当部署が訪問先の顧客と電話で契約内容に関する確認をしています。同時に、買取時における不満などを聞き取りしています。
このように訪問先で社員がどのような行動をとっているか管理し、サービスの質を一定の水準にたもっているわけです。
各社の電話確認の方法や買取契約時のトラブル防止対策をみてみましょう。
バイセル
バイセルのコンプライアンス情報
・決裁コール
・フォローコール
・クーリングオフ制度
・お客様相談室
バイセルでは確認電話に「決裁コール」「フォローコール」の2種類あります。
「決裁コール」は査定員が訪問先にいる状況で契約書の内容を社内で確認。
「フォローコール」は退室後に買取時の状況や満足度などをヒアリング。
そのほかにクーリングオフ制度の説明やお客様相談室を設置し、買取を安心して利用できる状況を整備しています。
福ちゃん
福ちゃんのコンプライアンス情報
買取確認連絡
買取商品の画像確認
クーリングオフ制度
お客様お問合せ窓口
福ちゃんも同じく、査定員が退室した後に社内から電話連絡しています。この電話で契約内容の確認や満足度をヒアリングしているのはバイセルと同様です。
買取商品をリアルタイムで社内の担当部署が画像確認し不正防止、コンプライアンスの徹底、顧客満足度の向上をはかっている。
そのほかにクーリングオフ制度の説明やお客様お問合せ窓口によって安心できる買取を実現している。
リサイクル通信の取材から分かるのが上記のような内容です。
マナー・商品研修、Pマーク取得、女性査定員
さらに両者とも社員に対するマナーや取扱商材に対して徹底した研修をしています。
個人情報管理もPマーク取得企業のため安心できます。
Pマークとは
今回、例に上げた2社とも女性査定員が多数在籍しています。
紹介したように相談案件の多くが60代以上の女性です。
男性だと怖いなど不安であれば、やはり女性の査定員に来てほしいという方も多いと思います。そのような方でも、女性査定員を指名すれば上記のトラブル防止対策とあわせて、安心して出張買取を利用できるのでおすすめです。
福ちゃんではレディースプランという女性による女性のための買取プランも用意しています。こちらから申し込むことでレディースプランの相談をしてみましょう。
まとめ
リサイクル通信の記事をきっかけとして、出張買取に力を入れている買取業者の取り組みを確認してきました。トラブルの現状や各社の対策などを検討することで、わたしたちは出張買取サービスを安心して利用できるのかどうかを考えました。
もう一度まとめると、バイセルや福ちゃんのような大手の買取業者の出張買取サービスは安心して利用できます。
その理由として、各種の対策がありました。
契約時などに電話確認がある。
クーリングオフ制度をきちんと説明してくれる。
相談室(相談窓口)がある。
しっかりとした社員研修がある。
Pマーク取得企業のため個人情報の取扱も安心。
女性の査定員の希望も出せる。
このように、「出張買取=悪徳」という一般に広まったイメージを変えていこうとする動きが業界内にもあります。
遺品整理や生前整理で持物を売却したい人が増えています。そのようなときに出張買取はかなり便利なサービスであることは確かです。売却する会社をきちんと選んで、納得する整理を進めましょう。
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