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【骨董品買取のプロが解説】遺品を上手に整理する方法:売却・処分の仕方

  • 仕分や整理をする時間や体力がない。
  • 価値があると聞いたが本当か分からない。
  • 場所が離れているからまとめて整理したい。
  • 急いで処分したいけど、損はしたくない。
  • 遺品整理はいつ、どんな手順ですればいい?
  • 遺品はどうやって処分するの?
  • どんなものが売れるの?
  • 業者にお願いしたいけど、どんな業者があるの?
  • ゴミの処分は?

遺品整理をしなければならない立場になってこんな悩みや疑問はありませんか? 

もしお悩みであれば、この記事で紹介する遺品整理の手順やコツを実践すると、誰でも簡単に遺品の整理が進みます。

なぜなら、私が自分の父親の遺品整理のときに悩んだ経験からみなさんがどんなポイントで困っているのかが分かりますし、骨董品買取のプロとして何度も遺品整理・遺品買取に携わってきた経験から手順を整理してお届けしているからです。

みなさんが一番悩むポイントに関しては、私に無料で相談できる相談窓口も用意しております。

遺品整理は、ご自身の持ち物では無いだけに手順を間違えると損をしかねません。

そこで、この記事では誰でも簡単に、かつ損をしない手順と方法をご紹介します。時間が無い人、時間をかけてもいい人など、自分はどんなタイプか考えながら整理の方法を考えましょう。

この記事を読み終えると、遺品整理で悩むことは一切ない生活が送れるでしょう。

目次

遺品整理を損せず最短で終わらせる方法

損しない整理のための簡単4ステップ

最初におすすめの方法をステップ形式でご紹介します。

STEP
複数の買取業者で相見積もり

自分自身である程度の相場感があれば問題ありませんが、多くの場合はそうではありません。そのため、2〜3社程度、査定してもらって買取相場を把握した上での売却をおすすめします。

STEP
信頼できる業者で、金額の高いところに売る

業者によって対応はさまざまです。金額もさることながら、信頼でいる業者に売却すると安心します。

STEP
売れ残った物を遺品整理業者に買取してもらう

買取業者では買取を断られる品物があるかもしれません。その場合は、遺品整理業者の買取サービスを使います。遺品整理の業者でも不要品の買取に対応してくれます。

STEP
買取不可となったものは、そのまま遺品整理業者に処分を依頼する

遺品整理業者でも買取不可と判断されたものは、お金にはなりにくいものなので、そのまま整理業者に処分を依頼するか、一度考えてから処分業者に依頼するなど、最終的な処分を検討します。

このようなステップで進めるのが、手間をかけずに、損をしない遺品整理になります。

モノはお金になる

リユースの考え方がかなり浸透してきたとはいえ、環境省の調べでは「一年以内にモノを売ったことがある人」は約40%です。そこで、整理や処分の前に「モノは売れる」、「モノはお金になる」ということを理解してください。「面倒だから捨てる」ということは絶対にやめましょう。

「モノは売れる」ということは分かったけど、とはいえ、整理中に「買取してもらえそうな遺品が出てきたときにどうすればいいのか?」、「具体的にどんな手順ですればいいのか」、「どんなものが売れるか分からない」といった疑問も多いでしょう。

そこでこの記事では、そもそも遺品整理はどんな手順ですればいいのか、どんな業者があるのか、ゴミの処分はどうすればいいのか、自宅も処分してマンションに引っ越したい・・・など骨董品や美術品の整理以外の様々な疑問や不安も一緒に解決します。

遺品整理の手順

身近な人が亡くなった後、さまざまな手続きのあとに遺品の整理をしなくていけません。実際にはじめてみると想像の何倍もの量がでてくることも珍しくありません。

いつはじめればいいのか?

では、遺品整理はいつ頃はじめればいいのでしょうか。一般的には四十九日を過ぎてからのようです。ただこれも仏教に基づいた日数なので、目安のひとつと考えておけば良いでしょう。

よほど急がなければならない理由がない限り、時間をかけて行なうようにしましょう。

というのも、あまり急いでモノを捨てたり、買取に出してしまうと、「残しておけばよかった」、「安く売ってしまったかな」など、後悔したり、損をしたりします。

とはいえ、急いでいる人もいると思います。そんなときにはこちらの「遺品整理を急いでいる人におすすめのサービス」を参考にしてください。

家の中を探す

まずは「どんな物があるのか」、「お金になりそうなものはないのか」、「使えるものはないか」など、探すことからはじめましょう。
タンス、仏壇、物置、屋根裏など、普段見ない場所も徹底的に調べましょう。

分類する

ある程度めぼしい物をみつけたら、自分で分類し、金銭的を判断できるか考えてみましょう。

人によりますが分類をしていると、いろいろなものがあるでしょう。まずは自分で持っておくもの、親族で分けるもの、売却するもの、処分するものに分けましょう。

繰り返しになりますが、「処分」に分類したものでも安易に捨てないように注意してください。もしかしたら高額で売れるものかもしれないので、一度買取業者に見てもらってください。

営業電話などが怖くて業者に聞きたくない場合は「無料画像査定」から画像を送って、相談してください。

もし気になるものがあれば気軽にこちらのオンライン査定フォームからご依頼いただければ概ねの金額をお伝えします。いきなり業者に連絡するのが不安な方等はぜひご利用ください。

指輪、切手、コイン、着物、カメラ、碁盤、洋服…などたくさんあったかもしれません。特に古いお家の場合はほこりだらけの掛軸や古書、作家の分からない絵画や版画、床の間に飾ってあった壷、お茶の道具…など、いろいろな物があります。

切手や金貨などはある程度の価値が分かっても、骨董品・美術品の場合は、そもそも本物なのか、作家は誰なのか、いつの時代のものなのかなど不明点がなく、値段に関しても相場感がないのが一般的です。

特に骨董品・美術品は、一度業者の目を通してからどのぐらいの金銭的な価値があるものなのかを確認して、売却するのか、手元に残しておくかなどを判断するのが良いでしょう。

売る

売却の方法は、大きく3つあります。

  1. 業者に買取してもらう。
  2. フリマアプリやネットオークションに出品して売却。
  3. 公開型のアートオークション(美術品オークション)に出品し売却。

結論としては、1番の業者に買取してもらうのがおすすめです。というのも、手軽で高価買取を期待できるからです。

2番目のフリマやネットオークションでもいいですが、やや手間がかかります。売ろうと思っているモノの相場が分かっていて、手間をかけても問題ないという人の場合は自分でうるのも一つの手です。

3番目の公開型のオークションは、毎日オークションやシンワオークション等の本格的なオークションのことです。

数十万〜数百万といったある程度の単価のある作品の場合は、検討してみても良いでしょう。有名な作家のものなどの美術品の売却には向いています。ただし入金までに時間がかかるのと手数料が高めであるという点がデメリットです。

買取業者には色々相談できる

買取業者に依頼する、買取業者で相見積もりをとるメリットは売却の金額だけではありません。近年の買取業者の多くが、不要品処分、不要品換金のニーズ以外の悩みも解決できるような体制を整えている点です。

たとえば買い取れなかった不要品やゴミの処分に関しては提携会社を紹介してもらえますし、不動産についての悩みがあれば相談してみましょう。

提携の不動産業者があるので、見積もりのみ、売却したい、引越したい、リフォームしたいなどの悩みも一括で解決できるからです。これはフリマアプリや公開型のオークション会社にはないメリットです。

ケーススタディ 買取「福ちゃん」

中尾彬さん、池波志乃さん夫妻がイメージキャラクターです。

福ちゃんの遺品買取・整理

福ちゃん自体は買取専門ですが、遺品整理の相談をすれば提携の業者を紹介してもらえます。

買取不可の査定だったものも一緒に処分してもらえるので、いくつもの業者に連絡する手間が省けます。

業者に買取依頼をするのか、フリマアプリに出品するのか、オークションにするのか、これらの方法のメリット・デメリットなどの詳細にかんしては、「【目的別】買取業者?オークション?フリマ? おすすめ売却方法【遺品整理の方法】」で詳しく解説しています。

買取業者に依頼するメリットとデメリット

買取業者への依頼がおすすめですが、とはいえすべてが良いともかぎりません。

「買取」のメリットとデメリットを考えていきましょう。

メリット

現金化が早く、売却のための手間がかからない。

出張買取であれば物を持ち運ぶ必要がない。特に遺品整理や生前整理で売却希望の品物が多いときには大きなメリットとなります。

査定員に金額の根拠を聞けるので納得して取引できる。場合によっては値段交渉もできる。

デメリット

出張買取の場合は自宅に他人を入れる必要がある。

自宅まで査定員が来るのですが、もちろん玄関先での査定でも可能です。

出張買取の場合は、査定のために1〜2時間程度(物量によって変動)は対応のための時間をとらなくてはいけません。

断りにくい

とくに出張買取の場合にありがちなことですが、せっかく来てもらったから断りにくいと感じる方も多いです。そんな方はご友人や家族に同席してもらったり、出張ではなく店舗への持ち込みをして金額や接客対応をみてから判断してもよいでしょう。

買取金額についての不安

最終的な販売の手間をどう考えるかによります。もちろん、フリマアプリや個人で友人・知人を探して売却したほうが金額的には高くなる可能性があります。当然、ご自身で必要な人を探して売ったほうが高い金額になります。業者の中間マージンがなくなるからです。

とはいえ二次流通市場(古物市場)での取引相場があるため、実はネットオークションやフリマを使って個人間で売買しても、業者に買取してもらっても相場の範囲になるため、金額はほぼ変わらなかったということが起きます。

この手間と時間の部分をどう考えるかによって売却金額の着地点が変わります。

どんな買取業者があるのか

遺品整理×買取という観点から考えておすすめできるのが総合買取の業者です。

ここでは2社紹介します。

バイセル

運営会社株式会社BuySell Technologies
受付時間電話でもWEBでも24時間365日
買取方法店頭買取・出張買取・宅配買取
買取対応エリア国内全域対応(離島は除く)
手数料出張料、査定料等は全て無料

福ちゃん

運営会社株式会社 REGATE
受付時間ネットなら24時間365日対応
買取方法店頭買取・宅配買取・出張買取
買取対応エリア全国47都道府県
手数料査定にかかる費用は全て無料

売れる品物のリスト

遺品のなかで売れるものの一部を紹介します。

ここでは大きく二つに分けて、以下のような品物を紹介します。

  • 定番品として多くの家にある売れる品物
  • 高価が期待できる骨董品

1 すぐ現金化可能:切手、記念硬貨(記念金貨)、貴金属

切手

記念切手は額面以下の買取になってしまうものがほとんどですが、とはいえ換金率は高くお金に変わりやすい品物です。また戦前の古い切手や中国の切手はコレクターズアイテムとして金額になります。

記念硬貨

記念硬貨は発行枚数も多く、額面と同じ金額になりますが、一部希少性の高い硬貨が混じっているかもしれません。一度査定だけしてもらっても良いでしょう。

10万円金貨は、近年の金価格の上昇もあり、10万円以上での買取となる場合が多いです。

銀貨(シルバーコイン)は、一部のアンティークコイン以外は銀地金の金額を大きく超えることはありません。日本だけでなく世界中で記念の銀貨が発行されていますが、こちらも希少価値は薄く、銀地金の金額になることがほとんどです。

貴金属

最近の金価格の上昇のため売却時期としてはおすすめです。

たとえば石付きの指輪であれば、地金の金額+石の評価でおおよその金額が決まります。もし鑑別書等が付いていればそれも一緒に保管しておくとよいでしょう。

2 女性の遺品の定番:アクセサリー、ブランド品、着物、洋服

アクセサリー

イミテーションだと思っていたアクセサリーの箱のなかに、18金のネックレスが混じっていたというエピソードは買取をしていると良くあります。自分では分けるのが面倒、分からないといった場合も買取のプロにみてもらうのがおすすめです。古くてもハイブランドのアクセサリーであれば、値段がつきやすい傾向にあります。

ブランド品

エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネル、プラダ、グッチ、セリーヌ…など、数え上げればきりがないほどのブランドがあり、女性の多くが一度は購入したことがあるかもしれません。

最新のデザインだけでなく、オールド・グッチのように古いデザインのバッグも最近では人気です。日本でもブランド品の人気はありますが、特に中国ではブランドロゴの付いた分かりやすいバッグの需要があり、高値で取引されます。

バッグや小物など、状態が悪くても一度査定をしてもらい、お金に換えられるかどうかを確かめましょう。

着物

ある一定以上の年齢で着物を持っていないという方はほとんどいないでしょう。当然、女性の遺品のなかにも含まれているケースが多いです。とはいえ、現在では当時の購入金額を考えるとかなり下がっているというのが現状です。

町を見渡しても着物を着用している人はほぼ見当たらないと言ってよいでしょう。そんなことを考えるまでもなく、着物をきている人は、なんらかのイベント等でなければ目にすることはありません。

このようなライフスタイルの変化から着物(和服)の需要は極めて低いため、最盛期のような金額にはならないのも納得していただけるのではないでしょうか。とはいえ、着物は自分で着用するために購入されるだけでなく、レンタル着物や素材を活かしたリメイクなどで活用されています。

素材は絹と貴重なものですから、まだまだ活躍の場はあり、その意味で着物の再利用が可能です。大切な着物なので捨てるには忍びないという方がほとんどです。お持ちの着物がどれくらいの値段になるか確かめてみるのも良いでしょう。

洋服

女性の遺品のなかでも、着物と並んで多いのが洋服です。

やはりブランドのある洋服であれば、売却時の金額は期待できます。古いデザインであっても、ブランドがあれば一度査定してもらうことをおすすめします。

3 男性の遺品での定番:時計、古銭、カメラ、オーディオ、ホビー

時計

お金になるのはロレックス、オーデマ ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタン、パテック フィリップなどのような、ブランドの時計だけではありません。

国産のカシオやセイコーなどの時計も十分お金になる場合があります。とくに見つけた時計の素材に注目してみてください。24金、18金、14金など、貴金属を使用した時計の場合は、ブランド力が低くても、その貴金属の地金分の値段はあります。

刻印の文字が小さい、刻印の意味が分からない、読めないなど、疑問などがある場合は近くの買取店などでルーペで見てもらえばよいでしょう。

古銭

切手と同様に、かつてコイン・古銭の収集が流行りました。明治時代の一円銀貨や神功皇后の図柄の旧紙幣などのような一部の希少性のある古銭・古紙幣にかんしては、ある程度の金額を期待できます。とくに中国古銭があった場合はかなりの金額になる場合もあります。

一方記念コイン、ミントセットは発行枚数も多く額面以上にはなりにくい傾向にあります。ただし古銭は年代や状態などさまざまな条件で金額が大きく変化します。

カメラ

昔のフィルムカメラのなかでも、金額的に高くなりやすいカメラブランドとしてはライカ、キャノン、ニコン、コンタックスなどです。ライカのM3であれば、状態や付属のレンズ等にもよりますが20〜50万円ほどの流通価格です。

またボディは消耗品、レンズは資産と言われるように、カメラ本体よりもレンズのほうが高値で取引されることもしばしばです。

カメラは黴びやすいので、現状確認はもちろん、どのような保管状態だったかも確かめておくと良いでしょう。

オーディオ

ブランドのオーディオセット、スピーカー、真空管アンプなどは、現在でも高値で取引される場合があります。かなり重くサイズも大きいものが多いので取扱は大変ですが、メーカー名や型番などを注意してみてください。

レコードはもちろん、CDも少なくなり、データをダウンロードしてスマートフォンなどデジタル機器で手軽に音楽を聞く時代ですが、まだまだ需要のある品物です。

ホビー

古いおもちゃ、ゲーム、カード、鉄道模型…など、自分には何の価値があるか分かりにくいのが趣味の収集品でしょう。思わず捨ててしまいそうになりますが、待ってください。

日本の漫画、アニメ、ゲームなど、サブカルチャーが世界で人気であるということはよくニュースやテレビ番組の特集で取り上げられるのでご存知の方もおおいでしょう。たとえば、「レトロゲームオークションが盛況」というニュースがありました。

ゲーム、アニメのセル画など、海外オークションでかなりの高額で取引されています。遺品とはいえあなたが今手にもっているものもすごい価値があるかもしれません。捨てるのは簡単ですが、調べてみても分からなければ一度誰かにみてもらうほうがいいでしょう。

4 骨董品のなかでも高値が期待できるモノ:中国の陶磁器や掛軸、煎茶道具

骨董品と言っても多種多様、金額もさまざまです。近年の骨董業界のトレンド商材と言えば、やはり中国骨董、中国書画です。

それ以外では中国からの需要の高い煎茶道具です。急須、煎茶碗、茶托、茶心壷、煎茶盆、器局など、日本には良質な煎茶道具があり、中国から伝来した品物、日本製のいわゆる骨董品である煎茶道具のほか、三浦竹泉や山田常山のように一部の日本の作家は中国で知られており、高値で売れるため骨董業界でも人気です。

その他には草間彌生をはじめとした現代アートもアートマーケットで金額が上昇傾向ですが、「遺品」として残っているパターンは少ないです。

骨董品・美術品にかんしては商品個別の記事で詳しく解説しています。

また気になるけど業者には聞きたくないというモノは無料査定フォームからご相談ください。

処分する

家具・置物・衝立・家電は、運搬のコストなどの理由で取扱の業者が限られてきます。

運び出すのが大変なもの、売れ残ってしまったものなどがある場合は、遺品整理の業者や近くのリサイクルショップ、あるいは家具専門や家電専門の業者を探してみるとよいでしょう。

おすすめなのは買取サービスもしている遺品整理業者への依頼です。まずは買取できるか聞いて、無理だった場合はそのままの流れで処分してもらえるからです。

おすすめ遺品整理業者リスト

ゴミの処理

燃えるゴミ、資源ゴミ、不燃ゴミ、粗大ゴミ

買取業者や遺品整理業者を利用した場合は、ある程度は一括で片付きますが、自分で作業する場合、あるいは業者の利用をできるだけ少なくする場合、遺品の売却と並行して行なうのが、ゴミの処理です。

燃えるゴミ、資源ゴミ、不燃ゴミ、粗大ゴミなど各自治体のルールに従って捨てましょう。

粗大ゴミは市町村のサイトで料金を確認できます。コンビニで料金分の粗大ゴミシールを購入・張付けし、所定の日時・場所に出しておきます。

廃棄物処理場に持ち込むこともできますが、持ち込み可能な日時は自治体ごとのルールに従いましょう。サイズにもよりますがひとつあたり数千円の処分費がかかるので、結果的に「まとめて業者に依頼してもそれほどかわらなかった」というパターンもあるので、粗大ゴミで出すモノの全体の量をあらかじめ把握しましょう。

家電を捨てるときの注意点

家電を捨てるときは注意が必要です。

家電リサイクル法の対象品(テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)の場合は、粗大ゴミに出せません。

自分で持ち込むか、回収に来てもらうかで金額は異なりますが、リサイクル料金(収集運搬業者に依頼する場合は収集・回収料金)が必ず必要になります。

詳しくは経産省の「正しい処分はやわかり」を参照してください。

廃棄物処理業者

業者に依頼するときに漏れてしまった、自分で整理していて残ってしまったものがある、などの場合は、廃棄物処理業者に依頼すればゴミの処理は可能です。

ただし全体の量によっては自分で車を使って処分場に持っていったほうがはやいかもしれません。車の状況や処分対象の量で判断しましょう。

部屋の清掃・クリーニング

遺品整理業者に依頼した場合は、部屋のクリーニングまで対応してくれます。自分で進めた場合、家を取り壊すのでなければ、基本的には清掃します。これは個々のケースによって変わってくるでしょう。

ここまでいろいろやってきたので、最後も自分でやって終わりたいという人も入れば、最後に力つきた、時間がないという人もいるかもしれません。そんなときは、最後に業者に依頼してもいいでしょう。

範囲によっても変わりますが、清掃作業はなかなか大変な作業ですし、清掃だけのサービスなら大きな金額にもなりません。

おすすめのハウスクリーニング業者

不動産も処分したい

ご自宅など、不動産の処分も検討されている場合もあるでしょう。

ここまででみなさんがどんな手順で進めようと計画しているのかによってもやや異なりますが、不動産の処分に関しても悩む必要はありません。

着物、切手、あるいは骨董品のような動産はご自身でフリマアプリやオークションで売却したり、ご友人に譲ったり、個人でもなんとか処理できたかもしれません。

ただ不動産となると基本的には仲介業者に入ってもらって、売却や買取になります。

買取業者に依頼した場合は、その買取業者の多くがグループ企業内に不動産部門があるか、あるいは不動産業者と提携している場合があります。

バイセルの例(業務提携のプレスリリース)を見てみましょう。

バイセルは、その顧客の多くが空き家の悩みを抱えていたことから、「イエウール」や「すまいステップ」といった不動産売却のサービスと業務提携しています。

福ちゃんの例

公式サイトやプレスリリースはありませんが、不動産売却を含め、自宅の整理サービスを提供しています。

https://twitter.com/nago_bon/status/1285041903583367168

参考記事
出張買取という悩み相談室:出張買取で解決する悩みは不要品の処分だけじゃなかった

まとめ:遺品整理は買取業者と遺品整理業者を上手く使うのが

今回は、遺品整理の手順に悩む人に、損をしないで遺品を売却・処分する方法を解説しました。

遺品整理は本当に大変な作業ですが、正しい手順で進めればお金もはいってきますし、全体の処分費用もおさえられます。焦る必要はありませんが、始めるならはやい方が良いでしょう。貴金属は例外ですが、物の多くの相場が下がっているからです。

難しいことはありません。はじめてしまえば案外すんなりと進んでいくものです。本記事で解説した手順で進めてみましょう。

おすすめの買取業者

おすすめの遺品整理業者

これはいくらなの?など鑑定・査定に関するご相談を受け付けております。こちらの「無料画像査定」ページから気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

【経歴】
大学で歴史や哲学を専攻
美術品・骨董品・古美術の業界で20年

【実務】
・一般顧客からの買取(主に出張買取や店舗での買取)
・美術品時価評価書の作成
・業者オークションでの仕入
・ギャラリーでの販売
・小規模の買取店などに美術品の鑑定方法や査定方法の指導
・買取業者・整理業者に対するLINEを使ったリアルタイム査定

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